2019年7月より、VIX指数(恐怖指数)に連動する米国VIの運用を始めました。
米国VIはGMOクリック証券で取引できる商品です。

開始当初は上手く運用ができ、利率も素晴らしかったのですが
コロナショックと逆石油ショックにより、ロスカットを食らってしまいました。
なぜロスカットになったのか?
それは圧倒的、資金管理不足です
もっと言えば暴落時についての考えが甘かった。
過去最悪の価格変動リスクを想定していないなら
余剰金を多めに用意しておかないと、含み損が膨らんだ時、何の対処も出来ません。
余裕資金が少々あったとしても、GMOクリック証券の場合は
ポジションの含み損分も入金しないと、新規やレート変更が出来ません。
暴落時に起こる事を想定していなかった
連動先のS&P500が下落したので、米国VIが上がりました。
さぁ、米国VIが上がったぞ!となっても、どこまで上昇するかは分かりません。
未来の相場は誰もわからないから、そりゃそうじゃん!ですよね。
指値で売り上がっていったら、暴落時に含み益は出ません。
売りで持っているのに、上昇していくからです。
(自分の記事へツッコミ→米国VIに投資!)
暴落時に、ロングするならリスクヘッジとして有効ですが
ショートメインだと、同じように含み損を抱えていきます。
暴落時期がわかるなら、ロングすればいいですが
そんなのわかりません。
天辺でショートが出来れば、減価速度は比較的早いので含み益になるかもしれません。
ですが、そこで出てくるのが価格調整
米国VIの価格調整は、期近と期先の差で決まります。
→価格調整額の計算方法
暴落により、米国VIが上昇すると期近>期先になります。
バックワーデーション状態(右肩下がり)だと、売り保有でマイナス調整です。
暴落により、差が大きく開くため、1枚あたり‐1万円の調整も来ます。
(2020年3月9日22時半時点:‐11.90 約‐1.2万円)
米国VIの価格調整は毎月発生するので、恐怖が長引けば価格調整を食らいます。
例え、1ヵ月でショック相場が元に戻ったとしても
16~20(計5枚)を保有していたら、価格調整で‐6万円
全て15で決済すると+1.5万円で、トータル:‐4.5万円
恐怖が長引けば、価格調整により損失も膨らみます。
更にマイナス調整により、ロスカットレートが低下する為
余剰金の入金orロスカットリスクの受け入れをしないといけません。
安定時には優秀だけど・・・
米国VIが15~20あたりで安定している時は、年利20%、30%と優秀です。
ですが、ハイリターンを狙うって事は、ハイリスクを負う可能性もあります。
リスクとリターンはトレードオフ
暴落時には上記のようなリスクが潜んでいました。
ですが、資金管理を徹底し、追加入金用の余剰金を準備しておけば
ロスカットによる、全損をリスクは防げます。
ロスカットにさえならなければ、マイナス調整を食らったとしても
損失を抑える事が出来るでしょう。
暴落時に起こるリスクのまとめ
- 毎月発生するマイナス価格調整(売り保有時)
- ロスカットレート低下のリスク
対策として
とにかく、追加入金できるだけの現金を残しておく!
これに尽きますね(笑)
含み損をカバーしつつ、レート変更が出来るだけの余剰金をです。
最後に
暴落時への考えが甘く、ロスカットを食らってしまいました。
あれ、メールがめっちゃ溜まってる
— 山羊🐐兼業投資家【354万円運用中】 (@yagigoat2) March 9, 2020
あ、GMOって損切りしよう!って思ったら勝手にやってくれるのか!
ありが…た……
ロスカットされてましたwww
先送りにした自分が甘ちゃんでした
資金管理不足、考えが甘々の甘
株価指数で-26万円やっちゃいました
中々の勉強代 pic.twitter.com/vweWjnv4SP
ですが、平常運転時は非常に優秀です。
上記のリスクを把握し運用するのはありだと思います。
暴落はそんな頻繁にやってくるものでm(ここか!こういう考えが甘いのか!
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