2019年4月より、中長期的に配当金と差益を狙う
株価指数CFD(FTSE100種総合)に積立で投資を始めました。
ですが、2019年5月24日に重要なニュースが発表され
長期投資が出来なくなりました。
→くりっく株365における重要なニュース
内容は、2020年9月より決済期限が1年に変更されるというものです。
(現在保有しているポジションは2021年3月で強制決済)
決済期限が1年だと、毎年出口戦略を考えなければなりません。
例えば、現在運用しているFTSE100は含み損-27,000円抱えています(2019年6月)
11ヵ月運用しているとして、そろそろ強制決済されると仮定すると
あと1ヵ月で値上がらなければ折角の配当金分が含み損で消えてしまいます。
逆にマイナスや・・・
やっぱり決済期限は無期限じゃないとダメ!
決済期限は無期限じゃないと、安心して長期投資していられません。
リスクが一つ増えるわけですからね。
そこで、くりっく株365以外でFTSE100が買える
GMOクリック証券に切り替える事に決めました。(決済期限:無期限)
なぜGMOクリック証券なのか
どこがくりっく株365より優れているのか解説します!
まずは【株価指数CFD】とは?
CFD?
CFDはContract For Differenceの略で、「差金決済取引」と言われています。
売買価格差により差金決済を行う取引なので、外国為替(FX)もCFDの一つです。
株価指数?
株価指数とは、日経平均株価やTOPIX、NYダウやS&P等
個別株ではなく、100や225、500の株を合わせて平均化した物です。
夕方のニュースでよく聞く名前達ですね(笑)
平均化した物なので、一つの株式会社にもしもの事があってもダメージが少ないのが特徴です。
個別株の場合、暴落や、最悪会社自体がなくなりますよね・・・
また、平均株価に入る株は更新されるので、長期的に見ると右肩上がりです。
なぜFTSE100なのか
なぜ英国の株価指数(FTSE100種総合、イギリス100)に投資するのか。
それは、くりっく株365で取引出来る
4銘柄の中で、一番コスパが良いからです。

上記の表を見てもらうと、日経225とFTSEが良い事がわかります。
この二つでも必要証拠金が少なく、年利が良いFTSEの運用をする事に決めました。
※上記年利に余裕資金は含まれていません。
FTSEはどこで取引できるの?
FTSE100種総合への投資は
下記証券会社でできます。
- くりっく株365(岡三オンライン証券)
- GMOクリック証券
- サクソバンク証券 CFD口座
- IG証券 CFD口座
くりっく株365は、2020年9月より決済期限が設けられるので扱いづらくなります。
毎年出口戦略を考えないといけないので、長期保有には向きません。
GMOクリック証券では決済期限がなく、手数料も維持費もかかりません。
最低取引数が0.1枚なので、必要証拠金を少なくでき
3ヵ月に1度、価格調整額(過去全てプラス)が発生するので
長期投資に向いています。
サクソバンク証券と、IG証券でも決済期限なく取引できますが
この2社は、毎日コストが発生します。
買い保有でプラスの時もありますが、マイナスの場合も多く
決済時には手数料が発生し、最低取引数がGMOの10倍以上なので
必要証拠金が多く必要です。
なので、この2社も長期保有には向いていません。
決済期限さえなければ、くりっく株365でもいいのに!
では、そんなくりっく株365とGMOクリック証券を比較するとどうでしょう?
くりっく株365とGMOクリック証券を比較!

では、くりっく株365とGMOクリック証券で、どう違うのか比較していきます。
くりっく株365ではFTSE100ですが
GMOクリック証券はイギリス100です。
名称が違うだけで、同じ英国の株価指数です!
GMOクリック証券は為替の影響を受ける
くりっく株365は日本円での取引なので、為替の影響を受けず
ロスカットの計算も簡単でした。
ですが、GMOクリック証券は取引がポンドなので為替の影響を受けます。
GMOクリック証券内では、コンバージョンレートと表示されています。

GMOクリック証券の方が、取引単位が小さい
くりっく株365の1/10で取引が可能です!
なので少額から取引ができ、利益の再投資もすぐ出来るので
くりっく株365より、より複利運用が可能だと考えられます。
取引単位が少ないので、必要証拠金も少なくなります。
くりっく株365(FTSE100)=26,000円
GMOクリック証券(イギリス100)=約10,000円※
※株価指数×ポンド円レート×0.1(レバレッジ10倍)×0.1(取引単位0.1枚)
もちろん利益に関しても1/10です。
FTSE100の100円変動は±10,000円でしたが
イギリス100で100円変動は±1,000円×ポンド円です。
GMOクリック証券は手数料が無料でスプレッドが安い!!

くりっく株365ではスプレッドが13もあります。
これは買った瞬間に1,300円の含み損からスタートって事です・・・
GMOクリック証券では、スプレッドが3.3!
3/13です。圧倒的ですな。


手数料に関しても、くりっく株365は153円かかる所
GMOクリック証券は無料です。
GMOクリック証券は決済期限が無期限!
一番大事ですね
GMOクリック証券は店頭CFDと言い、証券会社やFX会社が提供しているサービスです。
くりっく株365は東京金融取引所が提供している取引所CFDです。
今回、決済期限が設けられたのは取引所CFDなので
店頭CFDはまだ無事なんですね。
→店頭CFDと取引所CFDの違いは?
配当金はどっちが多い?
くりっく株365は配当金-金利調整額=配当利益ですが
GMOクリック証券は価格調整額が利益になります。
価格調整とは?
GMOクリック証券のイギリス100は、先物FTSEを参照しています。
先物を参照している為、限月の切り替わり時に起こる評価損益の差を
価格調整で足したり、引いたりしているんですね!
なので、先物締め日の価格差によっては価格調整がマイナスになる可能性もあります。
これは、くりっく株365にはなかったリスクですね。
結局どっちがいいの?
くりっく株365の配当利益は23,064円(2019年実績)
GMOクリック証券の価格調整は2,310円(2020年実績)でした。
金額を見るとGMOクリック証券の方が少ないですが、取引単位が1/10です!
お互いをレバレッジ1倍の比率でみると
くりっく株365は3.0%(配当利益/株価指数×100)
GMOクリック証券は3.2%です。(価格調整利益/株価指数×ポンド×0.1)
(株価指数7500円、ポンドを142円と仮定)
GMOクリック証券の方が利率も良かったんですね!
口座開設、取引手数料は全て無料!
くりっく株365では、配当金が年間50回貰えます
GMOクリック証券の価格調整は年間4回のみです。
一回の重みが違いますね。
下記は、過去の価格調整データです。
差益は狙わず、価格調整のみでも平均年利6.25%程ですね。
過去データでは、一度もマイナス調整になっていないのも注目です。
この先の未来はわかりませんが、データ上では年々増加傾向にあります。
更に株価指数は成長企業株の詰め合わせなので、右肩上がりの傾向があります。
なので価格調整(6.25%)+値上がり差益が狙えます。

何万円で1枚積立てていくの?
くりっく株365より、GMOクリック証券の方が良いとわかった所で
肝心なのは、1枚あたり何万円で積立てていくか?ですよね。
考え方は、くりっく株365の時と同じです。
→【くりっく株365】FTSE100種総合で配当金を狙う
くりっく株365のFTSEでは、過去5年のチャイナショックをターゲットとしました。
(3万円で1枚:年利10%)
ですが、最悪を想定しないと、暴落が起きた時に安心出来ません。
特に2020年のコロナショック&逆石油ショックでは、どこまで下がるかわからず
運用している金融商品で、株価指数だけが不安でした。
案の定、耐えられなくなりロスカット&損切をしました。
なので、最悪の状態リーマンショックをターゲットとします。

GMOクリック証券の方で見ると、リーマンショックでの下落率は39.15%です。
2008年当時のデータで計算をすると
5,658.5×214.13(当時のポンド円)×0.1×0.1=必要証拠金:12,116円
12,116+2,215.5(下落価格)×145.06(下落ポンド)×0.1=44,254円
リーマンショックに耐えるには44,254円必要だとわかりました。
続いて2020年1月のレートから、39.15%下落した時を考えてみます。

GMOクリック証券には損益シミュレーションがありました!
イギリス100=7,626.6の時
39.15%下落すると、4,640.7です。
(7626.6×(100%-39.15%)=4640.7)
シミュレーションを見てみると、決済約定値が4,640.7の時
必要証拠金+決済損益は50,653円ですね。
7,626.6で購入したイギリス100が、4,640.7(39.15%)まで落ちても耐えられます。
あれ、計算と全然ちがう!(笑)
株価指数は成長企業株の詰め合わせなので、右肩あがりで伸びています。
イギリス100が上がる程、下落率(%)で計算すると
下げ値が大きくなるのは当たり前ですね・・・
今後も、成長企業株がリバランスされながら
右肩上がりで成長していくと思いますので、イギリス値が大きくなっても良いように
1枚あたり50,000円で積立てていきます。
GMOクリック証券には
任意証拠金とは別にロスカット幅で、レートを下げる事が出来ます。
GMOクリック証券CFD取引では、建玉毎にロスカットを執行する
セーフティバルブシステム(S.V.S)を採用しています。
→セーフティバルブシステムとは?GMO Q&A
このロスカット幅は、毎週金曜日に相場状況を判断して決められる為
2020年3月11日時点では、5万円+331ポンド(ロスカット幅)となっています。
日本円にすると約5.5万円。(5万円+331×0.1(取引単位))
ロスカット幅の適用タイミングと
ポジションを決済せずに価格調整を再投資する方法を記事にしました。↓
(2019年6月24日追記)

ロスカットレート変更のやり方
GMOクリック証券では、単体にロスカットレートが設定されています。
購入してすぐはロスカット幅分の余裕しかありません。
2021年7月2日現在:352.4ポンド(毎週更新)

そこで、任意証拠金として設定金額-必要証拠金を入れ
ロスカットレートを下げる必要があります。

任意証拠金として20,106円追加した事で、5,372まで耐えられるようになりました!
配当金は3月、6月、9月、12月

次回の価格調整日は2021年9月予定です
年4回しかないので、価格調整前に始めたいですね。
まとめ
くりっく株365より、GMOクリック証券の方が優れていました。
- GMOクリック証券は手数料が無料
- スプレッドが小さい
- 価格調整利益が多い
- 少額から取引出来る
- くりっく株と同じリスク設定で年利が良い
安心して運用していきたいので、リーマンショックをターゲットに
1枚あたり50,000円で積立てて行くことに決めました。
次の価格調整は2021年9月予定です。(2021年7月2日時点)
価格調整前に始めたいですね!
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